タイピングの最適化の方法(2)

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タイピングの最適化は難しい

前回の最適化の方法では、担当指を変える最適化の方法を説明しました。 しかし、既にホームポジション通りの運指が身に付いていると、 それを矯正するのはなかなか難しいです。

最適化を習得する練習方法としては、使う指を制限してみてタイピング練習をするのが効果があります。 例えば、小指は使わないといった制限練習や、 シフトキーは片方しか使わないと言った制限をすることで、 この文章を打つのに一番ベストな打ち方というのが、少しずつ分かってきます。

当然、今までの打ち方とは違う方法で練習するため、最初のうちはタイムは遅くなります。 最適化を取り入れれば、すぐに速くなるわけではないのです。 そのため、最適化をマスターする前に練習をやめてしまう人がほとんどです。

最適化を完全に使いこなせるようになるのは、数日の練習では不可能なので、数週間、長ければ何ヶ月と言う時間がかかるかもしれません。

しかし、下記の最適化なら、比較的簡単に習得することが出来ます。


か[ka、ca]、ん[NN入力、xn入力]、などを打ち分ける最適化

この最適化に関しては、タイピングの最適化の中でも習得しやすく、その効果もすぐに実感出来ます。 「かくこ」は一般的な「ka,ku,ko」入力以外にも「ca,cu,co」で打つことが出来ます。 単語によっては「ca,cu,co」の方が楽に打てて、速く打てるケースが多いです。

「ぴかぴか」→「pikapika」ではなく「picapica」

「むかむか」→「mukamuka」ではなく「mucamuca」

他にも「にくい」と言う単語なら、「nikui」よりも「nicui」と打った方が楽ですし、その方が速く打つ事が出来ます。 タイプウェル憲法では「国民」「国会」などのワードが頻発に出るので、 「c」を使った入力が、出来るか出来ないかで大きな差となります。

その他にも、「ふらふら」を打つ時は、「fu」を使うのではなく「hu」使い、 「hurahura」と打ち分けたり、 「じ」は「zi」と「ji」を使い分けたり、「じゃ,じゅ.じょ」は「zya.zyu.zyo」と「ja,ju,jo」を使い分ける事で、 同じ単語でも打ちやすさが変わってきます。

また、「ん」を入力する時に「n」を使う以外にも、「xn」で打つ方法があります。 初期の頃のタイピングゲームでは、「xn」入力に対応しているケースが少なかったので、これを使う人も少なかったのですが、 最近になってソフトが対応してくると、xnを使って打つ方が増えてきました。

「ん」を打つ時に「nn」か「n」などで混乱してタイプミスしやすいので、 これをxnにすればリズムが取れてタイプミスが少なくなります。


親指を使うタイピングの最適化

続いて説明するのは、親指を使う少し特殊な最適化です。 他の最適化の方法と比べると、使っている人は少数派ですが、親指を使う方が効率が良いケースも存在します。

通常、ホームポジション通りの打ち方では、親指を使用するキーはありません(スペースは除く)。 そのため、キーを打つのに親指を使うと言う発想も、普通なら出てこないと思います。 最適化の中でも、親指を使ってキーを打つと言う人は少数です。

しかし、物凄く有名な高速タイパーも使用している最適化の方法です。 キーを親指で打つ事が出来れば、タイピングには大きなスキルの一つとなるはずです。親指を使った最適化の方法としては・・・

ローマ字入力で「すずめ」というワードで、「m」を親指を使って打つ。

ローマ字入力で「むんむん」というワードなら、(m)右親→(u)右人→(n)左人と打つ。

かな入力で「えんそう」の場合は、「そ」を親指で打つ

親指を使って打つのは少し難しいと思います。 ローマ字入力で親指を使うケースとしては、「v」「b」「n」「m」の4つですが、 かな入力ではもっと多くのキーを親指で担当するケースもあります。

タイピングの最適化に関して、色々と説明してきましたが、私が知る限りの情報としてはこんな感じです。 私もタイピングの最適化を知ってから、取り入れようと練習することもありますが、なかなかうまくいかないものです(笑


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