ホームポジションを覚えるメリット
ホームポジションとは、「F」と「J」のキーに人差し指を置くフォームのことです。 中には最適化のため多少工夫している方もいますが、基本的には動かさない方が良いでしょう。 下手に動かしたりすると、余計に混乱してタッチタイピングが覚えにくくなります。
かな入力などでは全段を使用するため、ホームポジションを一段右の段にシフトする方法もありますが、 かな入力が速い人で、そういう打ち方をしている方は知らないので、普通のフォームで問題はありません。
ホームポジションを守るのは、確かにタッチタイピングをする上で必要不可欠なものです。 パソコン教室や授業でも同じ事を教わるはずです。
しかし、そんなホームポジションを守るという原則を打ち破るケースがあります。 この事が、私がタイピング講座の中でもっとも伝えたい部分でもあり、通常の教え方とはまったく異なる意見です。 私がタイピングゲームを、何年をプレイしたおかげで得た知識でもあります。
ホームポジション通りに打つことは、実は守らなくても良い
基本的にどの指でどのキーを叩くのかは指定されています。 例えば一番左の段は小指。その右の段は薬指で打つことと一般的には決められています。 これを必ず守りましょうと教わることもあるでしょう。
確かに私も最初の頃は、ホームポジション通りに打たないと駄目だと思っていました。 そのため、タッチタイピングを覚える最初の頃から、私はホームポジションを守りながら練習してきました。
しかし、ホームポジションを守るという考えは、時間が経つにつれて少しずつ変わっていきました。 今ではホームポジション通りに打つことは、必ずしも守る必要は無いと実感しています。
その理由は、次で説明するタイピングの最適化という存在を知ったからです。 もし、私がタイピングを覚え始める時にこの最適化という存在を知っていたなら・・・と思うと少し悔しいです。
私がそう思うくらい、この最適化は重要な技なのです。しかし、残念ながらそのことを教えているほとんどありません。 私もタイピングゲームをやっていなければ、最適化のことを知ることは無かったでしょう。
固定概念は捨てよう
高速タイパーの中では、 指定されているホームポジションとは、違う打ち方をしている方が結構います。 ホームポジションを守ると言う固定概念に縛られず、自分が打ちやすいように打てば、それが一番良いのです。 正しい運指だから一番速く打てるとは限らないからです。
例えば「ー（ハイフン）」のキーは、小指で打つものとホームポジションでは指定されていますが、 私は薬指で打っています。e-typingでトップクラスの成績を残しているあきうめさんは中指です。 また、タイピングゲームのタイプウェルの国語Rで、史上初の総合ZHを達成したRGB-1101さんは、小指をまったく使っていません。
もちろん、ホームポジション通りに打つと良いメリットもあります。 初心者なら覚えやすいですし、最適化は習得難易度が高いです。 そのため、最適化が難しいと思うなら、ホームポジション通りに打っても問題はありません。 守っていて速い人もたくさんいます。
これは、タイピングが速くなるためには、様々な要素が絡んでいるので、最適化をしている、 していないと言うだけでは、タイピングの速さが決まる訳ではないからです。
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