日本語読みとローマ字読みについて
タイピングゲームをする時に、打ち方として日本語読みと、ローマ読みの二通りの方法があります。 そこで、この二つの方式の利点や違いについて、説明していきます。
日本語読みに関して
日本語読みは、その名の通り日本語の部分を見て打つ方式です。 日本語の部分を読むので、一般的にこちらの方法で打っている方がほとんどでしょう。
日本語読みだと、打ち始めのスピードは、どうしてもローマ字読みよりは遅くなります。
例えば「鯛」という日本語と「tai」と言うローマ字なら、 「tai」と言うローマ字のほうが早く反応出来ます。 そのため単語などの短文なら、ローマ字読みの方が絶対に有利です。
たとえその差が0.1秒違うだけでも、それがどれだけ大きな差になるかは、タイピングゲームをプレイしている人なら分かると思います。
それと日本語読みの場合、漢字が分からないと打てないので、ある程度国語力も必要になります。
実用入力は当然日本語を見て打つので、どちらかを選べと言う状況なら、基本的にはこちらを鍛えた方が良いです。
ローマ字読みに関して
ローマ字読みというのは、ローマ字が表記されている部分で打つことです。
例えば「おはようございます」だったら、「ohayougozaimasu」と、ローマ字表記されている部分を見て打ちます。
利点としては、日本語読みと比べて、打ち始めの速度が速い(=初速の差がある)ので、短文や単語では日本語読みよりも有利です。
日本語読みでは、難しい漢字で読めなくなると、打てなくなってしまいますが、ローマ字読みならそんな心配はいりません。
高速タイパーの中では、状況に応じてローマ字読みで打っている人がかなりいます。 漢字が中心に出題されるタイピングゲームでは、日本語読みで打っている人よりも、ローマ字読みで打っている方が多いでしょう。
全体的に英単語を打つのが得意な人は、ローマ字読みも得意な人が多いです。
しかしローマ字読みが最大限に力を発揮できるのは、あくまでもタイピングゲームの中の話です。 実用では当然ローマ字を見て打つことは無いので、 ワープロ検定などでは、ローマ字読みと言う方法は使えません。
しかしタイピングゲームに限った条件なら、ローマ字読みは非常に有効な方法の一つです。
どちらで打った方が速いのか?
結局、日本語読みとローマ字読みでは、極めたらどっちが速いのか?と問いに関してですが、 一般的に漢字が完璧に読めるのであれば、日本語読みの方が速いと思うかもしれません。
しかし、ローマ字読みが完璧に読めるのであれば、日本語が完璧に読めるのと条件は同じになります。 そのため、日本語読みの方が最終的に速いとは、必ずしも言い切れません。
ローマ字読みの方が、日本語読みよりも若干速く打てるので、出だしはローマ字を見て打ち、 後半は日本語読みに変えると、日本語読みで初速の遅さをカバーする事が出来ます。
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