正確性と長文入力を鍛えるには?
今までは、美佳タイプとタイプウェルを使った練習方法を紹介してきました。確かに、これだけでも十分速くはなりますが、これらのソフトでは、鍛えるのが難しいのがあります。それは正確に打つ能力と、短文では無く長文を打つ場合です。
なぜかと言うと、この二つのソフトは基本的に、ミスペナルティがありません。いくらミスが多くても、最終的に打鍵数が上回れば、順位として上になります。そのため、ミスは多いけど更新できたからOK、と考えがちです。
そして両方のソフトとも、出題分は短文が中心です。そのため、この二つのソフトだけを使って練習していると、短文は速いけど長文は苦手、と言う弊害が出てきます。私もこの事に苦しみました。
そのため、これらの問題を克服するには、ミスペナルティが重視されるソフト、出題文が長文であることが条件となってきます。そこでこれらの条件を満たすソフト、そして練習方法などを説明していきます。
正確性が重視されるタイピングゲームを使う
正確性が求められるソフトとしては、まずはe-typingがあります。 このe-typingでは、ミスタイプをした分、減点される仕組みになっています。 そのため、高記録を残すには速く打つだけではなく、ある程度正確に打つ必要もあります。 頑張れば、私の最高スコアのノーミス605ptと言う数字も、出せる日が来るかもしれません。
また、タイプウェルシリーズではミス制限がかけられるので、この設定を使うのも効果があります。私もよくミス1%縛りで練習していました。 タイプウェルFTを使うと、ミスしたらバックスペースで戻る必要がある分、より実践的な練習が出来ます。 タイプウェル憲法は、長文の練習には最適です。
市販ソフトなら、ザ・タイピング・オブ・ザ・デッドで十分練習できます。
タイピングゲームではなく、実用で打つ
例えば、好きなアーティストの曲の歌詞を打ってみたり、本などの文を打ったりします。どちらとも長文ですし、写すと言う作業ゆえ、ミスを修正する必要も出てきます。そのため、長文と正確性を兼ね備えて練習することが出来ます。好きな歌手の曲や好きな本だったら、打つのも楽しいと思います。
欠点はゲーム的な要素がまったく無いので、単純作業になりやすく飽きやすい点です。継続して練習することで、初めて練習の効果が出てくるので、飽きてしまったら元も子もありません。
チャットで練習するのは非常に効果的
実は、これが一番効果的な練習だったりします。タイピングゲームを使わなくても、チャットをするだけであっという間に成長していきます。
発言しようと思ったら、速く打たないと会話に参加していけませんし、ネットゲーをしていると、のんびり打っている間に、ダメージを食らうと言う事もありえるので、ゆっくり打つわけにもいきません。
そのため、誰もが「速く打とう」と思うはずです。チャットで楽しみつつ (つまり打ってても飽きない) 、速くなりたいという気持ちもあるので、チャットすればするほど速くなっていきます。チャットで夢中になれば、何時間も打つことも苦になりませんし(=練習時間も多い)、実用的な変換要素も必要なので、正確性も身に付きます。長文を入力することも多いので、長文入力にも抵抗感がなくなります。
強いて言う欠点となると、限界を超えるような速度は、出すことは出来ませんが、限界を超えた速度を要求するのは、タイピングゲームだけなので、日常生活ではまったく問題ありません。総合的なことを考えれば、これが一番いい練習方法だったりします。
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