誰でも高速タイパーになれるのか?
一般的に努力をすれば、誰もが速く打てるようになるのは当たり前の事です。 速く打てるようになりたいと思うなら、まずは練習するしかありません。
しかし、誰もが同じ領域まで達成できるとは限りません。ある程度のレベルまでは、練習すれば誰でも到達する事ができますが、 あるラインを超えると、それ以降の成長は頭打ちになってしまいます。
まずは下の成長曲線のグラフをご覧下さい。あくまでも分かりやすく例えた場合のグラフです。
グラフの上に行くほどタイピングが速くなり、右に行くほど時間がかかります。 最初の頃はキーの配列を覚えないといけないため、なかなか思ったように伸びない時期です。
そしてその時期を過ぎると、今度は練習次第でどんどん速く打てる時期になります。 身長で例えるなら成長期にあたる部分と同じ感じです。 この時期は練習さえ続ければどんどん速く打てるようになってきます。
しかしその時期もずっと続くわけではなく、今後は時間をかけても成長する度合いは小さくなり、だんだんと頭打ちになります。
そこから少し速くなろうとしただけでも、今までとは違い多大な時間と練習量が必要になります。 この辺りからいくら練習しても全然伸びないと感じる部分なので、 もう限界かなと感じる部分です。
ちなみにランキングでトップクラスの人は、このグラフの遥か先の本当に少しの差しかないところで競っています。
それだけ練習する価値があるのかを見極める
実際のところ本当に限界と言うわけではなく、 そこから100時間1000時間と練習すれば、誰だって少しは伸びます。 しかしそれだけ練習したとしても、本当に少ししか伸びないかもしれません。
ほんの少し速くなるために、それだけの時間を費やすのは、無駄だと感じるかもしれません。 時間との効率だけを考えるなら、伸びなくなった時点で、そろそろやめることを考えるべきでしょう。
もう十分な速さは身に付いているはずですし、 それ以降の時間を他の事に向けた方が、時間を有効に利用すると言う意味では正しいと思います。
実際社会の中でPCを使う市場では、タイピングが速いよりもWordやExcelなどを使いこなせる方が大事です。 それなりに打てるようになれば、一般的には十分です。
当然ながら、あきらめた時点で、それ以上速くなることはありません。
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